奥田研究室 / Kenji Okuda's Lab
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コラム


コキンほんわか集

藤川ケンジによるエッセイ
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コキンほんわか集 巻第十五

# ペコちゃん、無事保護される(2004年8月5日)
 ペコちゃん連続失踪事件の主犯者に対して、懲役1年6か月の実刑判決が言い渡されたらしいやん。窃盗にしては厳罰すぎると言われているが、チョット待て。みんな間違ってるでえ。窃盗やなくって、誘拐とか未成年略取誘拐、拉致監禁とちゃうんか? いや、オークションで売ろうとしたらしいから、未成年人身売買の罪も加わるやろ。余罪も調べなあかんで。目撃していたポコちゃんに対する傷害暴行はなかったのか? 検察は何をやってるんやろうか?

# 目を見れば分かる(2004年8月16日)
 人間のやっとることだけに目を奪われると、落とし穴にはまるんや。面白いことをやっていても、目が笑っていない場合。表情全体は笑っているんやけど、目の奥が笑っていないことに気付く必要があるんよ。逆に、怒っているようで、目の奥に優しさを感じる場合もある。まあ、受け手側の感受性によるというわけで。参考になるかわからんけど、茶の間の主婦を驚かせた『マツケンサンバII』を例にしてみよか。松平健はほら、笑っているでしょ。当然、サンバだからね。笑っておくべきや。でも、目の奥をじーっとみてごらん。笑ってへんでしょ。あれはね、健さん、何か思うところあって闘っている目やね。突然、大女優がヘアヌードを出すみたいな感じやね。『健さん、裃(かみしも)を脱ぐ』ってね。いや、それにしても『マツケンマンボ』もあるのか。これじゃ、吉田ヒロの『チチクリシリーズ』やん。吉田ヒロなら、『ワルツ』まであるでぇ。

# マラソンの最大の敵はマクドなのかも(2004年8月23日)
 マラソンはしんどいよ。特に市街地を走るんは心理的に厳しいもんがあるんちゃうかな。ほれ、街中誘惑だらけやん。アテネオリンピックの女子マラソン中継を観てたら、途中にマクド(マクドナルド)とか映ってて。おれがランナーやったら、その誘惑に負けてしまって、マックシェークをテイクアウトで買いに駆け込んでしまうわ。気が利かないマニュアル店員に「ご一緒にポテトもいかがですか?」とか言われたら、一応レースを意識して「そんなもん要らんから、シェークをはよ持ってきて」とか言うやろ。余裕があれば「マラソンの最中に、そんなもん食えるかっ!!」って毒づいたり。他にも『てもみん』とかあったら、ちょっとマッサージしてもらいに行くかも。ここで店員に「お支払いは?」って聞かれたら、「現金で・・・。あ、いやEdyカードって使えるの? ちょっと小銭はチャラチャラ邪魔なんで」とかって会話をしてしまうやろうな。山間ロードやったら何もないから諦めるけど、市街地はあかんでえ。タクシー乗ってしまうかもしれへん。やっぱり飛行機のマイレージが貯まるタクシーを探すけども。偉いなあ、野口みずきも、土佐礼子も、坂本直子も、マクドにも『てもみん』にも寄らへんかった。こういう誘惑に打ち勝って、ストイックにゴールに向かう姿がスゴイって。おい、がんばれ野口。逃げ切れ、野口。よっしゃーー!! 金メダルやでぇ!! やっぱり、マックシェークはゴールしてからなのか。おれには無理やぁーー!!

# ヨン(2004年9月8日)
 なんやねん。今さら、韓国ブームかよ。数年前に『オジャパメン』とか『マウヤケソ』が流行ったのに、何を今さら。いや、韓国ブームは別にええんよ。でもなあ、なんで『ヨン』に『様』付けて、『ヨン様』やねん。女子大生からオバハンまで、空港で「きゃー!! ヨン様や、ヨン様。あっ、今こっち向いて笑ったハシムニカ!!」とかって騒いどる。『様』は不自然やろ。日本人の俳優で『様』を付けて呼ばれているの、いるか? 「にしきの様」とか「タクヤ様」って言わへんやろ。実際、おれ、女子大生に聞いてみた。「ニューヨークヤンキースで活躍している日本人選手は?」→「松井」、「じゃあ、シアトルマリナーズで活躍している日本人選手は?」→「イチロー」って、コラ。「松井様」「イチロー様」と言えよ!! 空港で見かけても、「うわっ!! 松井や、松井。あっ、イチローもいるわ。ほら、こっち向いて笑ってくれたで御座候」って、どうせ呼び捨てで言うんやろ!? とにかく、なあ。ペ・ヨンジュンよ。ペ君よ。日本では口を閉じたほうがええ。おれは、アンタが口を閉じたところを見たことないわ。口を半開きにしてたら、日本のかーちゃん達に「こらっ。ポカーンと口を開けとるんは誰や?」って叱られるでぇ。

# 室伏選手に捧げる言葉(2004年9月24日)
 わが『かけ声リサーチセンター』の研究テーマの一つ、ハンマー投げの際にどのような発声をすればより遠くに飛ばすことができるのかが、今回の実験で明らかにされた。最初に比較された条件は人名である。人名(濁音なし)条件と、人名(濁音あり)条件を比較した。すると、濁音なしの人名(e.g. フランソワ、トーマス、クリス、マシオ、ルノアール)を叫びながら投げるよりも、濁音ありの人名(e.g. ドミニコ、バーバラ、ガニア、ザビエル、ダ・ヴィンチ)などと叫びながら投げた方が、遠くに投げられることが分かった。ただし、「ダ・ヴィンチ」と叫びながら投げる場合、舌を噛んでしまうことが高率で生じた。続く実験で、無意味語の発声による効果を検討した。その結果、濁音や破裂音のない発声(e.g. モハトーロ、ヒヌーホヘ、ナホロムーチ)ではベースラインレベルよりも成績が下がり、濁音や破裂音のある発声(e.g. ダランラ、ムンドラー、ンパーリャ)における成績のほうが有意に高くなった。その中でも、語頭音が“m”または“n”から開始される語において、特に成績が高かった。このことから、ハンマー投げの際の発声では「ム」ないし「ン」からの語が有効であると考えられる。以上の実験結果から、当センターでは、室伏選手に捧げる言葉として「ンパーーーリャーーーー!!!」が最適であると結論づけられた。んなわけ、ないやろ。とにかく、金メダルおめでとう!!

# おかしな、おかしな、鉄棒競技(2004年10月13日)
 なんかさあ、鉄棒のCMって最近、多くない? じーちゃんが特撮なしで大車輪してるやつとか。ほんでまた、オリンピックで観て覚えた技って耳に残ってるねんけど。例えば、ギンガーとかイエガーとか。他にも、トカチェフとか。これって人の名前なんよね? ロシア人が多いんかねえ。おれ、新しい技を考えても自分の名前を付けたりはせえへんよ。たとえば、モロゾフ(片手で倒立しながらもう片手でプリンを食べる。プリンを落としてもモロゾフのコップは頑丈なので大丈夫)。ゴンチャロフ(着地する前にトレーナーが投げたチョコレートを手を使わず口に入れる)。パルナス(モスクワの味がする歌を歌いながら演技をする)。ドリプシ(タンクトップにしまっておいて着地すると同時に左手を腰に右手にドリプシで一気飲み)。どの名前もロシアっぽいでしょ? アナウンサーが「ここで塚原が屈伸の連続モロゾフを決めました。さあここから2回転半ひねりのドリプシで着地ですが、、、いった!! 塚原、見事にドリプシを決めました!! ロシアのスイーツで金メダル!!!」なんて叫ぶ日が来るのを夢見ることにするよ。







 



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