奥田研究室 / Kenji Okuda's Lab
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コラム


コキンほんわか集

藤川ケンジによるエッセイ
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コキンほんわか集 巻第十二

# 白いはすぺとう(2003年11月19日)
 大学病院っちゅうのは恐ろしいところやねえ、ホンマに。フジテレビの連続ドラマ「白い巨塔」。大学病院でなくても同じような職場で働いている人間はどんな気持ちで観てるんやろうか。観ないようにしてるんやろうかね。おれは子ども地味たえげつなさに笑ってしまうだけやけど。でも、それぞれの登場人物の思惑やら出てくる言葉やらをみてみると、「あるある」とか「おるおる、こんなやつ」と思ってしまうわな。取材をしっかりやった山崎豊子はすごい作家っちゅうこっちゃ。えっ!? おれは誰に感情移入しているかって。そりゃあ、当然、東教授夫人ですわ。くれない会(教授婦人会)で、鵜飼医学部長婦人に取り入ろうとする東教授夫人らが、鵜飼婦人の誕生パーティーで「はぁっぴばぁーすでぇ、でぃーあ、う・が・い・かいちょーーーう」と合唱するシーンがハマってしまって、おれ何時間もこれ歌ってる次第です(ホンマですよ)。結局、あんなに尽くしていた鵜飼婦人に冷たくあしらわれるんよ。今のところ、東教授夫人(高畑淳子)が最高のキャラやね。

# おれおれ詐欺(2003年11月27日)
 「おれだよ、おれ」と孫や息子を装って交通事故の示談金をだまし取る詐欺ね。せやけど、そんなんに引っかかるなよ。今年に入って被害総額22億円だとか。情けない。日本の文化や日本語の特徴ってあるかもしれん。とにかく、目上の人に電話をするときには、必ず自分の名前を名乗るよう、小さいときから教えておくように。ところで、これは地方とかによって名称異なるんかい。「ぼくぼく詐欺」ってのはありえる? アホ坊ちゃんなら「ぼきぼき詐欺」、大阪女なら「うちうち詐欺」、家出少女なら「あたいあたい詐欺」、九州男児なら「おいどんおいどん詐欺」とか「おいおい詐欺」、おっさん「わてわて詐欺」、じいさん「わしわし詐欺」、沖縄人「わんわん詐欺」、岡山人「わいわい詐欺」、イヤミ「ミーミー詐欺」、大奥「わらわわらわ詐欺」、召使い「わたくしめわたくしめ詐欺」、悟空「おらおら詐欺」、おじゃる丸「まろまろ詐欺」、武士「それがしそれがし詐欺」、歌舞伎「あっしあっし詐欺」、皇帝「ちんちん詐欺」。。。ありえませんっ!!

# ムジーク洗脳度(2003年12月4日)
 みなさん。なんかちょっとした音楽とかのフレーズが頭にこびりついて離れないなんちゅうことあらへん? もう忘れたいのにサザエさんのエンディングを何時間も歌っているとか、CMのフレーズを何時間も口ずさんでいるとか。バイト先で流れるループになっている曲とかも、こびりつきやすいもんでしょう。口ずさむのをやめようと思うと余計に沸いてきたり。ちょっと音楽に洗脳された状態といえるね。取りあえず、それを「ムジーク洗脳度」と命名しました。略して「ムジ洗(むじせん)」です。で、おれの場合。JR移動が月に数千キロ以上なんやけどな。JR西日本のテーマ曲「いい日旅立ち」。これ、どの駅に降りても流れとんねん。電車に乗る前、降りてから、さらには最近、車中のオルゴールまで。他人としゃべってる時も、一人でまじめに仕事しているときでも、気が付いたら「いい日旅立ち」がおれの頭の中を流れとるんや。あとは、ご老人のお相手をするために「昔なつかし馴染みの曲」からリクエストされた曲を編集してたら「海ゆかば」にもハマってしまったわ。週末のおれのムジ洗は「いい日旅立ち」が100%、月から金曜まで「海ゆかば」が95%ってところやな。そろそろ別の音楽に洗脳されることにしよう。さて、みなさんの現在のムジーク洗脳度は?

# 特定ノ映画ヲ贔屓ニセジ(2003年12月17日)
 雨ニモ負ケズ
 風ニモ負ケズ
 流行ニモ負ケズ
 欲ハナク 度量ナキ者ノ 嫌ガラセニモ決シテ イカラズ
 熱帯魚ニモ 振リ回サレルコトナク
 カクレクマノミニモ 引ケヲ取ラヌ勇気ヲ持チ
 サウイフモノニ ワタシハ ナリタイ

# ムジーク伝播ゲーム(2003年12月19日)
 あかん。おれのムジ洗、毎日同じ喫茶店でアールグレイを飲んどったせいで、仕事中も寝る前も「サンタが街にやってくる」が離れへん。しかも、なぜかテノールのパートを唄っとるのが不思議や。とにかく、日本男児としてはかなり屈辱的やわ。まあ、12月26日になったとたん、ファミレスもスーパーも「春の海」に変わるからな。その日以降は「サンタ系」は消失するやろう、きっと。
 みなさんもこういうことありませんか。ムジ洗に悩まされたとき、どうしたらええかって? 解決方法は至って簡単。身近な人の近くで、さりげな〜く鼻歌で「ふ・ふ・ふん、ふん♪」とかって唄うのね。うまいことやれば、風邪をうつすより簡単にうつせるわ。ほんで、誰かにムジ洗うつしたときって最高に気持ちいいで。ところが人からうつされたほうは、気恥ずかしいやら格好悪いやら、そんな気分になるんやな、これが。恥ずかしがる必要はあらへん。これが音楽のええところでしょ。この遊びを「ムジーク伝播ゲーム」と名付けます。楽しんでみて。

# よしだタクろう(2003年12月28日)
 帰るのが遅くなって家の人に迎えに来てもらえないとき、仕方がないからタクシーに乗って帰る際、「今晩はタクるから、先に寝ててええよ」とメールするのが礼儀のようでございます。なんでもかんでも動詞になるということです。「タクシーにのる」が「タクる」というわけなのです。神戸弁での活用例ですが、「タクっとったら、渋滞に巻き込まれてしもた(タクシーに乗ってたら、渋滞に巻き込まれてしまいました)」などとなります。歩くのに疲れた子どもが「ねえママ、タクろうよ〜」と駄々をこねたりします。このとき、子どもさんの名前が「たくろう」だとややこしい。「ダメよ、たくろう。今日はタクりません、歩くよ」。
 他にも、駅から歩いて行けるには行ける距離だが、ちょっと疲れたときなどでは、「よしっ、タクろう!!」とツルの一声。これは、友達が一緒にいるときほど自発されやすい行為でしょう。ちなみに、おれ藤川は、1日3、4回はタクっております。なぜなら、重度な方向音痴やからです。「ベスト・オブ・ザ・タクリスト」とでも読んでくんなまし。タクることは多いけれども、それほどタクシーに思い入れのない人は、さしずめ「タクラー」ぐらいでいいのではないでしょうか。ただし、吉田拓郎ファンであるかどうかは関係ございません。

# 付き合いきれぬ大人の世界(2003年12月30日)
 あれやね、テレビみててふと気が付くおかしさがあるわな。なんやら政治家の紹介で、アナウンサーらがまじめな顔をして「無所属の会に所属している○○氏は・・・」とか言うんやから。「所属なし」のことを「無所属」言うんちゃうんかいっ! こういうのは誰かに指摘されないと分からんのやろうな。当事者やその周りにいる連中はごく自然に受け止めとるんやろう。そんなんやったら、「無派閥派」ってのもアリかもね。







 



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