奥田研究室 / Kenji Okuda's Lab
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コラム


コキンほんわか集

藤川ケンジによるエッセイ
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コキンほんわか集 巻第六

# 大仏のつくりかた(2002年12月7日)
 歴史の教科書とかに「大仏のつくりかた」って紹介されてることがあるんよ。「紙ヒコーキのつくりかた」とか「水ロケットのつくりかた」とか「ピザトーストのつくりかた」ってのなら日常的でイメージしやすいねんけれども。「大仏のつくりかた」やで。うん、確かに子ども心をくすぐるけど、実際に作ってみる子はおらへんやろ。「夏休みの制作課題、何作るん?」「うん、おれは大仏かな」「ええっ!? どうやって作んねんな?」「ほら、教科書58ページに作り方書いてあるじゃん」「すげー。そんなんできんねんや!! じゃあ、おれは前方後円墳にしょーかなー」「てゆーか、それは教科書には載ってないみたいだし、図書館で『古墳のつくりかた』って本を探してみたら?」「よっしゃぁ!! めっちゃカッコええ古墳作るでぇ」 こんな中学生がおったらみてみたいわ。

# ぼじょれー、ぬーぼー(2002年12月11日)
 朝も早よからインターホンが鳴ったんで出てみたら、お婆さんが「ボジョレー、どう?」と言うのよ。オレは「は? あ、こないだ解禁されたやつね。いやオレは酒は飲まへんので」と答えたのに。お婆さん「にいさん、ボジョレーヌーボ、知ってる?」と、まだしつこく聞いてくんねん。知っとるっちゅうのに、いらんっちゅうのに。と思ってたら、お婆さん「にいさん、ボジョレー、してみる?」と言うたんよ。この瞬間、ピンときた。お婆さんは「御除霊(ごじょれい)」って言っとったんやと。「兄さん、御除霊ゆーの、知ってる?」というのが、「ボジョレーヌーボー」に聞こえてもうたんや。「ボジョレー」も「御除霊」もいらんわい。タイミングも発音も悪いって。ホンマ、朝っぱらからやめてくれ。

# 選ばれしサンタたち(2002年12月14日)
 この時期、サンタクロースの格好をした従業員をよう見かける。レストランのウェイトレスから携帯電話の販売員、航空会社の客室乗務員まで、赤と白のコスチュームを身にまとってたりすんのよ。もしかしたら、操縦士もサンタコスチュームやったりして。かくいうオレなんかも、12月のこの時期には赤穂浪士の討ち入り装束を着て自分のオフィスに一人閉じこもっていたりするけどもな。ところで、従業員全員がサンタになっとるわけやないんよ。きっと、社内オーディションとかがあるんやろうな。みんななぜかやたら似合ってるし。選ばれたいと思っていながら選ばれなかった人、恥ずかしいと思ってるのに選ばれてしまった人。内心、《どうして私はトナカイなのよ‥‥》と呟いとる人。オレ、人を驚かせるの好きやから、今度は客としての自分がサンタクロースの格好をして真面目な顔で「ロイヤルミルクティーを一つ」なんてやってみよかなー。

# 語呂合わせの妙(2002年12月18日)
 電話番号の語呂合わせ、オレはプロ中のプロなんよ。「絶対にこの番号じゃ何もできんわ」というのを今までいくつ作って感動させてきたことか。中には意味不明なものも作ったが、一度聞いたら忘れられんフレーズにするんよ。希望する企業はどうぞ(ただし有料)。ところで、最近、感動したのを一つ。大学生の会話で「急いだらクイック間に合うし」ってのがあってな。当然、文脈的には「急いだら」だけに "quick" と思うやろ。でもちゃうねん。なんと、バスの発車時刻、21時19分。これを、9時19分と読み替えて(←ここが凄い)、「くいっく」と。それに乗り遅れたら家まで帰れないんやって。「クイック間に合わへんかったら、次のクニッパやと○○駅までしか帰られへん」という会話が成立するわけや。電話番号の語呂なら今までさんざんぱら作ってきたけど、時刻でやるっちゅうのが面白い。とりあえず、「くいっく」がかなりイケてるのでしばらくその時刻表が変わらないことを祈るわ。

# イリュージョン(2002年12月24日)
 引田天弘(二代目)の自宅の部屋に、以前無くしたミッキーマウスが置いてあったらしい。泊まっているホテルの部屋では、鍵をかけていたのに机の上にコインが置いてあったらしい。このエピソード、確かに恐ろしいよな。引田天弘もそういうストーカー行為におびえている様子がブラウン管から伝わってきたわ。でも、ちょっと違和感あるのはな、「お前、マジシャンやん」ってこと。テレビ向けにはな、「イリュージョンやってる私に、イリュージョンしかけるなんて、、、なかなかやるやん、あんたも」と言うべきやったんちゃうかな。マギー司郎の弟子、マギー伸司ならアタッシュケースからおもむろに取り出して、「ラッキーちゃん、ほらミッキーちゃんが一人でやってきたよ〜」とかやってたと思うで。

# 国宝を守れ、国宝を守れ(2002年12月27日)
 藤川ケンジがプロデュースするプロジェクトX。みんな感じてることかもしれんが、昨今の米朝関係(アメリカと北朝鮮)に関する報道がなされるときに感じる違和感。米朝(べいちょう)ゆうたら我が国の人間国宝やぞ。日本国内の報道なら、もっと国宝に気を遣った表記を考えろよな。しかし、朝米(ちょうべい)関係とするとコメの品種みたいやからなあ。北朝鮮、日本、アメリカの三国関係の場合、朝日米(あさひまい)となると余計になあ。では、ア朝(アチョー)とすればどうか? いや、カタカナの「ア」だとアジアを想起してしまう。しかも、「アチョー首脳会談が実現しました」なんて言われると全然違うことを想像してしまうやもしれず。そうや。ここは一つ大衆文化にならってアメリカのことを「アメ」と略してみたらどうや。「アメ村」とか「アメ車」っていうやん。ということで、「アメ朝」あたりで手を打ってくれ。
 あるいは最後に一発大逆転の発想を。人間国宝からの逆襲として、弟子達に逆に紛らわしいやつを襲名させるっちゅうのはどうや。「桂 日米」「桂米英」「桂 米ソ改め米ロ」「桂 米中」「桂 欧米」「桂 米軍」などができそうやん。「桂南米」なんてホンマにおりそうやん。マスコミ、これやられたら困るやろうな。とにかく、国宝を守れ!

# 三大新聞も意外と(2002年12月31日)
 こないだ、読売新聞の記事をみて驚いたわ。ミスタードーナツの食材の問題があったやろ。飲茶の食材が中国産で、基準を大きく超える農薬が使われていたやつな。きっと売り上げが下がったんやろうな。ちゃんと改善したっちゅう記事や。「ミスド飲茶食材国産に」という見出し。メジャー新聞も「ミスド」って言うねんなあ。ほんなら「マクド」か「マック」かどっちにすんねん。当然、メジャー新聞なら「マクド」やんな。だいたい、「マック」って言うやつらは、マッキントッシュのことを何と呼ぶ? 5カ年計画で「マクド」と呼ばせるキャンペーンを行うとするか。







 



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