奥田研究室 / Kenji Okuda's Lab
Japanese
English
コラム


コキンほんわか集

藤川ケンジによるエッセイ
ページ[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

  [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16]


コキンほんわか集 巻第五

# 度付きサングラス(2002年10月8日)
 「どつきサングラス」って響き的にそら恐ろしいよな。どんなサングラスやねんと。「どつきサングラス」やで。関西ではほとんど同類で「しばきサングラス」みたいなもんがあるようなもんや。まぶしいからサングラスしてるだけやのに、自分の付けてるサングラスがすれ違う人、すれ違う人に喧嘩をしかけよるわけや。サングラスが勝手に「おいこら。われ何ガンたれとんねん」と因縁ふっかけたと思いきや、「ワシを誰や思とんねん。どつきサングラス様やぞ、わーれー」と言うが早いか、次の瞬間に「どついたろか。ボカッ!!」と一発殴ってしまう。あー、くわばら、くわばら。

# おっちゃん、童心に帰る(2002年10月18日)
 前々作の「タマちゃんはおっちゃん?」のネタは幅広い読者に好評やったみたい。ちょうどあの直後にまた小さなブームがきたようで。どうやらあのおっちゃん、しばらくまた姿を消してたと思ったら、グッズ販売に自分を売り込みに行っとったらしいねん。タマちゃんストラップ、タマちゃんカレンダー、タマちゃんぬいぐるみ等々、おっちゃんもなかなかの商売人や。ところで最近また姿消してたのは、自分の縄張りに何か色んな船がたくさん来てたんで、ひとこと文句を言ったろうと思うて出かけとったからやって。そしたらなんと国際観艦式やってて海上自衛隊のイージス艦を一般公開しとる言うもんやから、おっちゃん商売忘れて童心に帰って目を輝かせとったと。ほら、また河川に戻ったおっちゃん、敬礼ポーズばちっと決めてるやろ。あれは自衛官のマネなんよ。きっとな。

# エコノミークラス向上委員会(2002年10月25日)
 国際線の航空機のエコノミークラスはきついのぉ。どうやら航空会社によって同じエコノミークラスでも座席回りのサイズが違うようやで。特に日本の航空会社、狭すぎるわ。日本人以外のビッグサイズピープル、次から次へと通路でストレッチしとったで。考えてみ、国内の高速夜行バスの座席シートを。今や水平に近い状態までリクライニングできるやろ。それに比べて航空機のはなんやねん。新幹線のシートの角度までもいかへんやんか。シートのサイズはそのままでええから、座席の前後の幅をもう少し広く取ったらリクライニングの角度をかなり改善できるんちゃうか。一便一便の儲けよりも、一人一人の客の満足度を高めることを目指そうや。「もう少しこの飛行機に乗ってたいわ」と思わせる空間にしたいもんやで。

# エコノミークラス向上委員会2(2002年10月31日)
 客室乗務員さんに聞いてみた。すると、同じ旅客機のエコノミークラスの中でも前後の幅が違ったりするらしい。同じ料金なのに。それから、JALが今度、世界一小さくて狭いエコノミークラスの旅客機を持つようになったんやって。おいおい、世界一小さいのを目指すのは電子機器だけにしとけって。そんなとこで世界一になってどうすんねん。まあ客室乗務員さんもエコノミークラスのクオリティーの低さを気の毒そうに思ってるみたい。曰く「社員が文句を言うよりお客様の声のほうが効き目がありますから、どんどんお声を聞かせて下さい」とのこと。どこの世界もそんなもんやね。そういうことで、このエコノミークラス向上委員会は結構いい取り組みかも。

# どーする?(2002年11月2日)
 最近のローン会社のCM。ペットショップにて。娘が父親に子犬を買ってとせがむが、父親は「ボーナスが入るまでまちなさ・・・」とたしなめていたその瞬間、子犬と目が合ってしまった。その子犬のあどけない顔といったら。。。父親は、自分がこの子犬と砂浜でじゃれ合うシーンを想い浮かべて立ちすくみ、「どうする? アイフル?」のキャッチでこのCMは終了する。これってローン会社のCMというより、「子犬はこんなに可愛いですよ、さあ今すぐ子犬を飼いましょう」というCMやんか。消費者には「可愛い子犬のCM」という印象のほうが強く残ってしまうって。まあ、この辺が可愛い動物キャラを使ったCMの難しいところちゅうこってしょうな。

# ミイラうどん(2002年11月6日)
 まったく新しいコンセプトのうどんが新発売。その名も「ミイラうどん」。うどんがミイラ状態なんよ。鏡餅の肌触りのような感じで。熱いおつゆの中に1時間以上放置しておいても決してのびない頑固玉。讃岐うどんはコシの強さが自慢やけど、ミイラうどんはお肌の強さが自慢です。島根県の新名物かと思ってワクワクしながら店員さんに尋ねてみる。そしたら意外。店員「あら? ごめんね」と言って普通のうどんに代えたところをみると、「なーんや、ただの品質管理不足なだけやん」と納得。その次の瞬間、「いや、ただの品質管理不足じゃすまへんやろ。そんなもんをよう客に出すわ。愛が無い、愛が!!」と心の中でツッコミを入れながらも文句は言わず。だってこうやってネタとして立派に昇華してやればええわけやからな。ごっつぁんです。

# ヒヤリ・ハット(2002年11月7日)
 ドラえもんの道具かと思ったわ。生意気なジャイアンにかぶらせるととたんに注意深くなってしまうという、のび太にとって喉から手が出るほど欲しい一品かと。どんな帽子やねんとな。うーむ、どうやら違うかったみたい。山瀬まみ風に言えば「帽子とちゃうちゃう」。医療事故のケースのことなんやとさ。それなら「ヒヤリ・ハッと」と最後の1文字は平仮名表記せなアカンやろ。それにしても生々しいケース報告集が出来上がれば、怪談話よりも怖いもんになると思うで。とにかく、これから注目されるんやから表記をきちんと考えて。「ハットとちゃうちゃう、帽子とちゃうちゃう」とツッコミながら、医療事故「防止」のための取り組みなんやからな。あー、ややこしい。

# とっとこ(2002年11月26日)
 可愛そうにねぇ。世の中の「公太郎」くんたちは。絶対に言われるやろうなあ。「ハム太郎」と。縦書きにしたらもう間違いなく「ハム太郎」と読まれるやろうな。春名公太郎と縦書きしてみたらどないや。ほら、どうしても「ハム太郎」と読めてしまうやろ。





郎  ほらな。

# あーる、だぼりゅう(2002年12月2日)
 深夜の通販「ジャパネットたかた」の社長、とにかくよう勉強しとるわ。商品に精通しとるのよ。現物を操作しながらそれぞれの商品の「ウリ」をアピールしよるわけ。例えば、デジタルビデオカメラなんかやと数年前では「モノクロっ!! パステルっ!! モザイクっ!! ソラリっ!!」と強調していたのが、今は「はい、モノクロなどの各種エフェクトができるのは当たり前。でも、今までと違うのはココっ!!」やもんな。この社長の面白さを分析すると、機械の詳しさと横文字の発音のギャップかね。「この、のおとぱそこんの凄いとこ。ぺんてぃあむの、イチーぎがーばいとのぷろせっさあですよ。それから、でぃー・ぶい・でぃー、あーる、あーーーる、だぼりゅう!!」「レンズはドイツ製の、かーる、つあいすっ!! どーですか、最高級ですよ!!」「何といっても、そにいの、べがっ!! そにいのべががこのお値段なんですよ!!」 あとはなぜか弟子の塚本が社長に似てきた気もする。番組の後でダメだしされてるんやろか。「塚本、もっと『べが』を強調しろ」「もう少し『あーる』の発音を伸ばして」とか。







 



オープニングムービーに戻る


    ▲トップへ移動▲