奥田研究室 / Kenji Okuda's Lab
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コラム


コキンほんわか集

藤川ケンジによるエッセイ
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コキンほんわか集 巻第二

# 時代の先行く(2002年6月26日)
 何やW杯で活躍したイングランド代表ベッカムのヘアスタイルが流行っとるらしいやんけ。「ベッカムヘア」っちゅうらしいけど。でもな、オレに言わせればそんなん真似すんの遅いって。オレなんか産まれてから1歳過ぎまで「ベッカムヘア」やっとったっちゅうねん。つまり四半世紀以上も前にやってたわけよ。でもな、オレよりも先に、しかも組織的に流行らせとったのはマヨネーズの会社や。キューピー先輩。せや、キューピーとベッカムをCMで競演させるってのはどうや。番組も「キューピー3分クッキング」と並んで「ベッカム3分ロスタイム」を作ったり、新製品「おふ菜ドレッシング」作ったりっちゅうのもアリやな。

# 不思議な報道(2002年6月28日)
 それにしても、阪神が優勝したときに道頓堀川に飛び込んだ男がいたけど、このたびのW杯では一晩で何百人も飛び込んだっちゅうねんから、「えびすばし」もまた有名になってしもたもんや。「ナンパ橋」って言われてたんが、「ダイブ橋」って言われてしまうんちゃうやろか。でも、不思議なのは一晩で九百何十何名が飛び込んだという報道やわ。誰がどうやってカウントしてん。日本野鳥の会かしらん。それから、神戸三宮でもケンタッキーのカーネルサンダースおじさんが胴上げされたらしいやんか。お祭り騒ぎのたびに、おじさん誘拐されたり左手骨折したり気の毒やなー。

# 何をやねん(2002年7月1日)
 ところで、ロダンの「考える人」って何を考えとるんやろう。「せやけどホンマ、肩こったなぁ」とか考えとるんかもな。それから、ムンクの「叫び」って何を叫んどんねん。「ナハナハーーーー!!」と絶叫しとるんかな。とにかく、美術作品の題名って「何をやねん」みたいにつっこみたくなるもんが多いわな。

# これって矛盾?(2002年7月2日)
 岡山の観光キャンペーン広告「おいでんせぇ、岡山へ。」というポスターを見つけてん。そのポスターには「見てるだけじゃ、つまらない」というコピーも書かれてあるんよ。ふうん、なるほど。見てるだけじゃなくって、直接いろいろ触れてみろっちゅうことやね。ふと気が付いたんやけど、このポスターのそばには「痴漢は犯罪です」のポスターが。なんか組み合わせ悪いねぇ。

# たびたび市長選(2002年7月5日)
 大学が減っていくこんな時代に公立大学を作ろうとした市長が辞職するらしいな。せやけどまあ辞職の理由が、自分の提案が否決されたからっちゅうのが可愛らしいやんか。この市長、辞職してもまた市長になろうとするらしいんよ。ほんでまた、これが選挙で何度も選ばれるもんやから不思議やわ。全国的な世論とはかけ離れていても、その市では市民がちゃんと選んでるわけやから。市長選挙が趣味な人が多いのかもしれんし、そういう趣味があってもええんちゃう。こう、度々たびたび市長選をやってるもんやから、市長の名前ももう全国区やね。ここでは、あえて実名を出すのは控えますけれども。

# おすもうさん(2002年7月9日)
 相撲取りのことを「おすもうさん」っていうのは基本的におかしいやろ。大相撲という競技名に「お」と「さん」付けしただけってそんな安直な。ほんなら、ハンドボール選手は「おハンさん」でもいいのか。水泳選手は「おすいさん」でもいいのか。カーリング選手は「おカーさん」でもいいのか。ボウリング選手は「おボウさん」でもいいのか。クレー射撃の選手は「おクレさん」でもいいのか。マラソン選手は、、、もうやめておくわ。

# スポーツニュースにみるアナウンスのおかしさ(2002年7月14日)
 プロ野球とかのニュースはおもろいな。アナウンサーがどういう接続詞を使ったかだけで、その後の展開が読めてしまうよな。たとえばこんな感じかな。《ところが、ここからがジャイアンツのすさまじい猛反撃》とかって言われると、「お、ジャイアンツの逆転勝ちか」と思うでしょ。《しかし、ジャイアンツの反撃もここまで…》ときたら、「なんや、ジャイアンツの負けやったんか」と思うわな。これがシーソーゲームのときのアナウンスやったらたまらんよ。《と思いきや、タイガースの守護神がこの日はどうも冴えません。自ら招いたミスでジャイアンツに追加点を献上してしまいます》なんてのはホンマ笑えますなあ。《と思いきや…》っちゅうのが苦し紛れって感じ。《結局、この失点が響いてしまい…》という接続詞が締め括りに使われたらば、ハイそれまでよ。

# 不動産屋の新しい宣伝文句試案(2002年7月15日)
 不動産屋の広告。ええことばっかり書いてあるのが特徴や。たとえば、「駅前至近」「角地に立つ庭付き一戸建て」「車庫2台付」「閑静な山の手」「全室南向き」みたいなね。人気のない物件があったとしても、その物件の長所を見つけだしてアピール。もう一歩踏み込んで、こんな発想いかがかしら。ひどい物件の短所を隠すんじゃなくて、長所っぽく書いて情報公開。例えば、交通の便が悪い場合「バス停までウォーキング20分、有酸素運動可」。山肌にある家の場合「スリル満点」。曰く付きの物件なら「曰く付き。毎日が運試し。クーラー要らず」。ガラの悪い所なら「角が立つ近所づきあい。ドラマのような人生経験」。車庫無しでも「不発弾2弾付き」。事件の多い道路沿いなら「あの『警視庁24時』が生で羨望可」。全室北向きなら「全室紫外線UVカット間取り」とか「風水的にはOK」などとな。…無茶苦茶やん。

# smell 論(2002年7月20日)
 とある日の、とある親子の、会話より。
子ども「ねえママ、バラのかおりの『かおり』って何のこと?」
母  「かおりっていうのは『におい』のことよ」
オレは思わず考えた。それなら「かおり」イコール「におい」なのか。そんなわけないやろ。だって、もしイコールなんやったらどうよ。「シクラメンの臭い」でもええのか。「ウンコの香り」でもええのか。「○○かおり」ちゃんという名の女の子は「○○におい」ちゃんでもええのか。関西のおばちゃんの会話の場合「あら? おならの香りがするで。だれか屁ー、こいたんちゃう?」でもええのか。イコールっちゅうのはそういうことやろ。ワイン通が「このワインの芳醇な香りが、云々」と言うと格好ええけど、こいつが「このラーメンのダシの香りが、云々」と言うと嫌みっぽい。ラーメンのダシの場合は「臭い」でええんちゃう。

# 車内放送(2002年7月24日)
 遅い時間帯の車掌さんのアナウンスは何言うてんのか聞き取れへんな。いつも乗ってる路線の電車ならさほど重要やないけど、出張で初めての地に足を踏み入れたときは困る。さあ、肩の力を抜いて鼻から空気を抜くように、あるいは吉本興業の中川家・弟を思い出しながら「ぇー、つぎはー、ひひはほひー。ぇつひは、ひひほーひへー、こざいまふ。へいほーひのがひらせんへはー、こひらでー、ほのりかへーくらーはぃ」と言うてみて。ちなみにこれ、どこの路線のことか分かる人は偉い。ま、これでええんかもしれんけど。だって、車掌が江頭2:50やったら「どぅわぁーーー!! だからぁ、次は秋葉原だぁーって!! アッ・キッ・ハッ・バッ・ラッ(と、一音ずつ全身でポーズ)」となるやろし。ルー大柴やったら「ヘ〜イ!! そこのオッサ〜ン!! ビュ〜やまなしで〜、トゥギャザ〜しようぜぇ!! 乗り越しの客はエニタ〜イム、ルーにアスクしろよ〜!!」となるやん。2人とも乗客に見えなくても振り付きでアナウンスするんやろうな。







 



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